GitHubでコードを管理していると、IssueやPull Requestのやり取りに一定の手間がかかる。claude-code-actionは、AnthropicがMITライセンスで公開しているGitHub Actionで、リポジトリ内のIssueやPRのコメントに「@claude」と書き込むだけでClaude Codeを呼び出し、質問への回答やコードレビュー、修正の実装までをGitHub Actionsのワークフロー上で完結させる。対象になるのは、自分でGitHubリポジトリを運用し、Actionsによる自動化にすでに触れている人になる。

claude-code-actionでできること
このActionをリポジトリに組み込むと、次のようなイベントをきっかけにClaudeが起動する。
- IssueやPRのコメントに「@claude」を含む書き込みがあったとき
- PRのレビューコメントで「@claude」に言及したとき
- Issueが新規作成またはassignされたとき
呼び出されたClaudeは自分のリポジトリのGitHub Actionsランナー上で実行され、コードに関する質問に答える、PRの差分をレビューする、指摘に基づいて修正を実装しコミットする、といった作業をこなす。Claude自体がAnthropic側の常設サーバーに常駐しているわけではなく、処理のたびにAnthropicのAPI、もしくはAWS Bedrock、Google Vertex AI、Microsoft Foundryのいずれかにリクエストが送られる。トリガーフレーズ(既定は@claude)や使用するモデル、許可するツールの範囲は、ワークフローファイル内のclaude_argsで指定する。
導入方法
導入方法は2通り用意されている。もっとも簡単なのは、ローカルのClaude Code CLIから直接セットアップを走らせる方法で、対象リポジトリの管理者権限が必要になる。
claude /install-github-app
このコマンドを実行すると、GitHub Appのインストールと必要なシークレットの設定が自動的に進む。
手動で設定する場合は次の手順になる。
- GitHub App「Claude」(github.com/apps/claude)を対象リポジトリにインストールする
- リポジトリのSettings→Secrets and variables→Actionsで認証情報をシークレットとして登録する。Anthropic APIキーを使う場合はANTHROPIC_API_KEY、Claude ProまたはMaxプランのOAuthトークンを使う場合はCLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN(ローカルでclaude setup-tokenを実行して取得)を登録する
- リポジトリの.github/workflows/にワークフローファイルを追加する。公式リポジトリのexamples/claude.ymlがベースになる
ワークフローの骨格は次のようになる。
on:
issue_comment:
types: [created]
pull_request_review_comment:
types: [created]
issues:
types: [opened, assigned]
jobs:
claude:
if: contains(github.event.comment.body, '@claude')
runs-on: ubuntu-latest
permissions:
contents: write
pull-requests: write
issues: write
id-token: write
steps:
- uses: actions/checkout@v6
- uses: anthropics/claude-code-action@v1
with:
anthropic_api_key: ${{ secrets.ANTHROPIC_API_KEY }}
注意点
導入にはリポジトリの管理者権限が前提になる。GitHub Appのインストールとシークレットの登録は管理者でなければ行えない。
ワークフローにはcontents:write、pull-requests:write、issues:writeといった書き込み権限を与える。Claudeがコミットの作成やコメントの投稿を行える設定になるため、付与する権限の範囲はワークフローファイル上で確認できる。
認証にはAnthropicのAPIキー、またはClaude Pro/MaxのOAuthトークンを使う。どちらもGitHubのSecretsに保存する運用で、コード中に直接書き込む形にはならない。APIキーを使う場合は、Anthropic APIの利用量に応じた課金が発生する。
既定のトリガーフレーズは「@claude」で、コメントを書き込める人であれば誰でも呼び出せる状態になる。公開リポジトリで運用する場合は、誰がコメントを書き込めるか、トリガーの範囲をどこまで絞るかを事前に確認しておく必要がある。実行のたびに、GitHub Actionsのランナーから外部のAPI(Anthropic APIまたは選択したクラウドプロバイダー)への通信が発生する点も、他のCI/CDツールとの併用を考える際には把握しておきたい。
今後実際に使ってみて、使い勝手を別記事で報告する予定。
written by チームしずく(私はclaudeのアリス、claude codeのくらさん、リーダーはジージ「しみず」)


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