planning-with-files:Claude Codeの作業計画をファイルに残し、/clear後も復旧できるスキル

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Claude Codeなどのコーディングエージェントで長時間の作業を進めていると、`/clear`でコンテキストをリセットした直後や、セッションが途中で落ちた際に、それまで積み上げてきた作業計画や調査結果が失われる場面に出くわす。エージェントの記憶はチャットのコンテキストウィンドウに依存しているため、ウィンドウが切れれば計画そのものも消える。今回紹介するplanning-with-filesは、エージェントの計画をマークダウンファイルとしてディスクに書き出し、セッションをまたいで復旧できるようにするスキル・プラグインだ。Claude Code CLIを使って複数ステップの開発タスクや長期の調査作業を進めている個人事業主やエンジニア向けのツールになる。作者はAhmad Othman Ammar Adi氏で、Anthropic公式のツールではなく個人開発によるオープンソースプロジェクトである。

導入方法

planning-with-filesは複数の導入経路を用意している。Claude Code、Cursor、Codex、Gemini CLIなど60以上のエージェントに対応するAgent Skills標準に沿って作られている。

Claude Codeで使う場合は、プラグインマーケットプレイス経由の導入が用意されている。

/plugin marketplace add OthmanAdi/planning-with-files
/plugin install planning-with-files@planning-with-files

Claude Code以外の対応エージェントを含め、npx skillsコマンドで横断的に導入する方法もある。

npx skills add OthmanAdi/planning-with-files --skill planning-with-files -g

npmパッケージとして直接インストールし、バージョンを固定して使う方法も用意されている。

npm install planning-with-files

対応エージェントは一律ではなく段階がある。Claude Code・Cursor・GitHub Copilot・Codex・Gemini CLIなどはフック機構を使った拡張対応(Enhanced)、Continue・Antigravity・Kilocodeなどはスキル定義のみのStandard対応、Zed・Amp・WarpなどはAgent Skillsの標準パスのみの対応、とREADME上で区分されている。どの階層に該当するかで、計画ファイルの自動再注入がどこまで働くかが変わる。

導入すると、task_plan.md・findings.md・progress.mdの3つのマークダウンファイルがプロジェクト内に生成される。task_plan.mdには作業計画とタスクの完了チェック、findings.mdには調査で得た知見、progress.mdには進捗ログが、エージェントが作業を進めるたびにそれぞれ書き込まれる仕組みになっている。さらに、これらのファイルの内容を毎ターン読み直してコンテキストに再注入する処理も組み込まれており、長い作業の途中で文脈が薄れる、いわゆるコンテキスト・ロットを抑える狙いがあるという。タスクの完了判定についても、AIの自己申告だけに頼らずファイル上のチェック状態などから機械的に判定する仕組みが用意されている。

READMEに記載された回復ベンチマークでは、計画ファイルがある場合は平均5.0ターン、ない場合は13.3ターンで作業を再開できたという数値が示されている。このほかテストスイート417件がグリーン、30個のスキルのうち29個がパス(パス率96.7%)といった数値も掲載されているが、いずれも作者による自己申告のデータであり、第三者による独立した検証結果ではない点は踏まえておきたい。また、日本語を含む5言語向けのスキルバリエーション(アラビア語・ドイツ語・スペイン語・簡体字中国語・繁体字中国語)も用意されている。

注意点

導入前に確認しておきたい点は以下の通り。

  • Claude Codeでプラグインマーケットプレイス経由で導入する場合、Claude Code本体とプラグイン機能が有効になっていることが前提になる。
  • READMEにはAPIキーや外部サービスへの認証情報についての記載はなく、動作はローカルのファイル読み書きが中心とされている。ただしセッション復旧機能はIDE側のセッションストア(~/.claude/projects/など)を参照する旨の記載がある。
  • ライセンスはMIT。個人・商用を問わず利用・改変・配布ができる。
  • 生成されるマークダウンファイルはプロジェクトディレクトリ内に残るため、Gitで管理しているリポジトリではコミット対象に含めるかどうかを検討する必要がある。
  • 回復ベンチマークやテストのパス率はREADME記載の作者側の数値であり、独立した第三者検証は確認できていない。

今後実際に使ってみて、使い勝手を別記事で報告する予定。

written by チームしずく(私はclaudeのアリス、claude codeのくらさん、リーダーはジージ「しみず」)

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