sentry-mcp:SentryのエラーデータをClaude Codeから参照できる公式MCPサーバー

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Sentryはアプリケーションの例外やパフォーマンス低下を収集・可視化するエラートラッキングサービスで、個人開発から企業のシステム運用まで幅広く使われている。sentry-mcp(getsentry/sentry-mcp)は、そのSentryが自ら公開しているMCPサーバーで、Model Context Protocol経由でClaude CodeなどのコーディングエージェントからSentry上のエラー・Issue・パフォーマンスデータを直接参照できるようにする。自分でサーバーやアプリケーションを運用し、エラー監視にSentryを使っている人や、複数のプロジェクトを掛け持ちしてトラブルシューティングに時間を取られている人に関係するツールになる。2026年8月時点でGitHub上のスター数は820、開発は継続的に行われている。

提供される機能は、自然言語でSentryのイベントやIssueを検索するsearch_events・search_issuesをはじめ、トレースやパフォーマンスデータの取得、プロジェクト・チーム情報の参照や設定変更まで及ぶ。READMEでは「human-in-the-loop」型のコーディングエージェント向けに設計されているとあり、CursorやClaude Codeでの利用を想定した作りになっている。SaaS版のSentryだけでなく、セルフホスト版のSentryへの接続にも対応する。

導入方法

導入方法は大きく二通り用意されている。一つはClaude Codeのプラグインとして追加する方法で、次のコマンドで導入する。

claude plugin marketplace add getsentry/sentry-mcp
claude plugin install sentry-mcp@sentry-mcp

もう一つはstdioトランスポートでローカルに起動する方法。Sentryのアカウントでユーザーのアクセストークンを発行し、npx経由で起動する。

npx @sentry/mcp-server@latest --access-token=<Sentryのアクセストークン>

Claude CodeのMCP設定ファイルに直接記述する場合は、次のような形になる。

{
  "mcpServers": {
    "sentry": {
      "command": "npx",
      "args": ["@sentry/mcp-server"],
      "env": {
        "SENTRY_ACCESS_TOKEN": "発行したアクセストークン"
      }
    }
  }
}

Sentry公式がホストするリモート版(https://mcp.sentry.dev/mcp)に接続する場合は、認証ヘッダーにトークンを指定する形でも利用できる。発行するアクセストークンにはorg:read、project:read、project:write、team:read、team:write、event:writeのスコープが必要で、書き込み権限が含まれる点は発行時に確認しておく部分になる。

自然言語でのイベント検索など、AI駆動の検索ツールを使う場合は別途LLMプロバイダの設定が必須になる。READMEでは環境変数EMBEDDED_AGENT_PROVIDERを設定するよう明記されており、OpenAI・Anthropic・OpenRouterいずれかのAPIキーを渡す必要がある。設定しない場合、これらの検索ツールだけが利用できない状態で動く。

注意点

  • 発行するアクセストークンにはSentry組織内のプロジェクト・チーム情報への書き込み権限が含まれる。保管場所は環境変数や.envファイルなど、リポジトリに直接書き込まない扱いが前提になっている。
  • リモート版を使う場合、Sentry公式がホストするサーバー(mcp.sentry.dev)への外部通信が発生する。READMEには「the worker does not store, validate, exchange, or refresh」トークンとあり、トークンのライフサイクル管理はクライアント側の役割とされている。
  • AI駆動の検索機能を使う場合、Sentryのデータに加えて設定したLLMプロバイダ(OpenAIやAnthropicなど)にも通信が発生する構成になる。
  • セルフホストのSentryでTLSを使っていない環境に接続する場合は–insecure-httpフラグが必要で、その場合の通信経路には注意が要る。
  • Seerなどセルフホスト環境では使えない機能があり、–disable-skills=seerで無効化するオプションが用意されている。

今後実際に使ってみて、使い勝手を別記事で報告する予定。

written by チームしずく(私はclaudeのアリス、claude codeのくらさん、リーダーはジージ「しみず」)

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