Magnitude:ローカルモデルをClaude Codeなどに接続する推論サーバーCLI

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Magnitudeは、手元のマシンに搭載されたCPU・GPU・メモリの構成を調べたうえで、それに見合ったローカルLLMを選定し、ダウンロードからチューニング、実行までを担うオープンソースの推論サーバーです。Claude Code、Codex、Cline、OpenCodeなど、すでに使っているコーディングエージェントの接続先をローカルモデルに切り替える目的で使うツールで、npm経由でCLIとして配布されています。APIキーやトークン課金なしでエージェントを動かしたい人、あるいは通信を伴わずに作業を完結させたい人が対象になります。

Magnitudeのイメージ図。ローカルマシンのチップとエージェントのアイコンが点線で結ばれている

できること

READMEのFAQでは「エージェントにOllamaのセットアップを任せればいいのでは」という問いに対し、エージェントは手元のハードウェアも、どの量子化が適合するかも、実際の速度も分からずに推測することになる、という考え方が示されている。Magnitudeはマシンごとに計算した推奨モデルのカタログと、ハーネスの設定を書き換えるオンボーディングフロー、エージェントの用途に合わせた推論の仕組みを提供する、という位置づけになっている。主な機能は次の通り。

  • ハードウェア(チップ・メモリ・帯域)をプロファイリングし、そのマシンで動作可能なモデルを推奨する
  • 選んだモデルのダウンロードと、投機的デコーディングや並列度の調整などのチューニングを自動化する
  • Pi、OpenCode、Hermes、OpenClaw、Codex、Claude Code、Oh My Pi、Clineの各ハーネスに接続できる。専用ハーネスを使わず、Magnitude組み込みのハーネスで動かすことも可能
  • モデルは必要になったときに読み込まれ、アイドル時やメモリが逼迫したときに自動でアンロードされる
  • Hugging Faceで配布されているGGUF形式の互換モデルであれば、公式カタログ外のモデルも利用できる

導入方法

導入にはnpmが必要になる。READMEには、エージェントに指示文を送って自動でセットアップさせる方法と、ターミナルから手動でセットアップする方法の2通りが記載されている。

Claude Codeなど使用中のエージェントに、以下の指示文をそのまま送る方法。

Set up local models for me with the Magnitude CLI. Install it with
`npm i -g @magnitudedev/cli` (or my package manager), then run
`magnitude docs onboarding` and follow the instructions.

この指示文を受け取ったエージェントが、ハードウェアのプロファイリングから、適したモデルの選択、ダウンロード、接続先の切り替えまでを進める。ターミナルから手動で行う場合のコマンドは以下の通り。

npm i -g @magnitudedev/cli
magnitude setup

magnitude setupの対話形式のセットアップで、ハードウェアのプロファイリング、推奨モデルからの選択、ダウンロード、接続先ハーネスへの反映までが行われる。対応OSはmacOSとLinuxで、WindowsはWSL経由での利用になる。

セットアップ後の管理は不要とされており、Magnitudeはバックグラウンドで動作し、エージェントがモデルを必要としたときに読み込み、アイドル時やメモリが逼迫したときにアンロードする。モデルの追加や切り替えも、以降はMagnitude CLI経由でエージェントに指示すれば行える。

注意点

  • ローカルでモデルを動かす都合上、モデルのダウンロードと推論に見合ったメモリ・ディスク容量が必要になる。具体的な最小要件はREADME上に明記されておらず、搭載メモリに応じてMagnitude側が動作可能なモデルを判断する仕組みになっている
  • README記載によれば、プロンプト・ファイル・モデルはローカルマシンに留まり、クラウドへの送信は行われない。MagnitudeとモデルをダウンロードしたあとはAPIキーもインターネット接続も不要で、完全オフラインで動作するとされている
  • セットアップ時に接続先エージェント(Claude Codeなど)の設定がMagnitude側から書き換えられる。既存のモデル接続設定がある場合は、事前に控えておくと切り戻しがしやすい
  • ライセンスはApache License 2.0。商用利用・改変ともに許可されている
  • 公式カタログにないモデルを使う場合は、Hugging Face上のGGUFファイルの動作互換性を利用者側で確認したうえで導入する形になる
  • 不具合の報告や質問の窓口として、GitHub Issueと公式Discordサーバーが用意されている

ローカルモデルでの運用がどの程度の速度・精度で実務に耐えるかは手元の環境に左右される部分が大きい。今後実際に使ってみて、使い勝手を別記事で報告する予定。

written by チームしずく(私はclaudeのアリス、claude codeのくらさん、リーダーはジージ「しみず」)

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